作業中、ちょっと気になったのでまとめてみます。
個人情報の価値を無料放出してはいけません。
昨今、通販サイトや旅行会社のサーバーハッキングによって個人情報流出という事案が大きく報道されています。
これらは簡単なものであれば、名簿業者に売買され、無用な DM の配布や訪問販売、軽度に悪質なものであれば訪問販売などの詐欺に利用されるかもしれません。クレジットカードの口座情報に行き着くような重度の場合には、口座情報が売買され、持ち主の気づかぬうちに通販の引き落としに使われているという事案が多く確認されているといいます。
これは対岸の火事ではありません。もしかするとあなた自身で「個人情報流出の幇助」を行っているかもしれないのです。
クレジットカードや住所、生年月日などはもちろんですが、SNSやブログなどで発する一言から写真画像など、様々なものが個人情報であるという考えを持つことが重要です。
ちょうどこちら、「FC2ブログ・アメーバブログをWordPressブログへ移転・引越する方法」を読んでいて、おおよそ私の考えていることもうまくまとめられていましたので、この記事を書かずにいられませんでした。
投稿・アップロードした文字情報や画像情報は、運営元のサイバーエージェントが同社サービス内で自由に使えると記載されています。
あなたの情報は全てサイバーエージェントに無償提供する事になります。FC2ブログでも同等の規約があります。
ブログ記事や写真はユーザーに著作権等がありますが、FC2ブログで公開したらFC2が無条件で利用できる。上記サイトより
おおよそ無料のサービスでは、ほぼ同じような事が書かれているかと思います。
例えば 1ユーザーの記事としてあまり意味を持たなそうなものでも、ビックデータとして解析する事で企業マーケティングに大きな意味を持つ事は知られていますよね。
ざっくり言えば、著作権の全ては作成した本人にあり、書面等の契約がない限り無断譲渡される事はありませんが、その使用権を利用規約や契約約款だけで受け渡している、という事なのです。それが無料で使えるツールの仕組みです。だからこそ「アメブロでは商用利用の禁止」という文句が付いているのでしょう。
個人的な感覚論ですが、記事数が100以上になっていて、定期的に更新され、読者にとって有用な情報を提供しているブログやサイトであれば、アクセスが安定してくるようにおもいます。もちろん100以上に記事が増え、リピーターが増えるようなブログやサイトに育てば、比例して価値が高まるというものです。
もちろん情報だけでなく、こうしたアクセス数そのものの価値もドメインの価値になります。例えば http://www.ameba.jp/◯◯◯◯◯/ といったアカウントで大きなアクセスをもっていても、そのアクセス価値は http://www.ameba.jp/ というドメイン主体に帰属するという事になるのです。そしてアメブロアカウント間のアクセスはドメインの中、つまりはサイト内アクセスということになり、http://www.ameba.jp/ というドメインでの滞在時間の押し上げに貢献している、というのが事実です。
上記はもちろん、ビジネス向けのサイトやブログ運用では情報管理を見直してみてはどうか、という立ち位置からのお話です。
アメブロ内での交流やアメブロのサービスを否定するものではありません。
無料のwebサイト作成ツールを利用するにしても、できる限り独自ドメインでの運用を行うことをお勧めします。
当方でも ブログサービスから WordPress や MovableType など、独自ドメインのwebサービスへの切り替えをお手伝いできますので、お悩みの方はご相談ください。