「ロゴ制作」でGoogle検索してみると、複合検索で一番多いものは「ロゴ制作 相場」だと分かります。
提案無料で¥10,000くらいで購入のものから、¥30,000〜¥50,000前後のコンペ形式のもの、¥100,000単位でのデザイン会社のものといろいろと有ります。
果たして何が違うのか?気になるところではないでしょうか。
大手デザイン制作の会社に頼むから高い、と言うだけのものでもありません。
デザイナーをしている身にとって、「適当で」と言われるのは侮辱にしか感じられないのですが、もちろんクライアントの声に耳を傾けて「適当に、いろいろと責任を負わなくてよいのなら」@15,000程度の安価で引き受けることも出来るでしょう。
- クライアントのヒアリング
- ロゴに纏めるアイディア案の策定
- スケッチの提出
- 清書
といった段階をふまえて2営業日程度で。
ですが、ちょっと待ってください。
きちんとした社会的責任を持って仕事をさせてください(笑)
ここで一番大切なのは 1. ヒアリング です。もしもし...と。
- 必要なロゴは御社を体現するものでしょうか、それとも業務内容や商品・サービスを表すものでしょうか。
- 事業内容とは?
- その歴史とは?
- 既存の他社のデザインでご希望に近いものはございますか?
- それはどのような媒体・環境で利用されますか?具体的にお知らせください。
- webやアプリ、映像などでの利用
- 印刷 ... 名刺、封筒、テキストヘッダー、その他ドキュメント類
- その印刷枚数は?
- 看板 ... パラペット・ファサードサイン、突き出しサイン、自立サイン、スタンドサイン、壁面サイン etc
- 車などのラッピング、ガラスや壁面のラッピング
単純に質問内容を挙げてもこれだけになります。
デザインは言葉やデータから、ビジネスに相応しい戦略的な図案を提案することが仕事ですから、きちんとしたお付き合いをさせていかなければなりませんよね。
上記の質問内容では図案を制作するコンセプトとその制作方法を調べさせて頂きます。
ところで費用に反映して来ますのは、工数であることをご理解いただければと思います。
デザイナーとしての経験や実績ももちろんですが、一番は工数です。
そのため、ご利用環境についてお聞きしています。
こうしたヒアリングを経て、アイディアのまとめとスケッチの作成に入っていきます。
ご利用環境や媒体によって、使用できる素材(色彩)の組み合わせが異なります。
インクジェットによるオンデマンド印刷なのか、特色を利用したオフセット印刷なのか。
或はカッティングシートなどを利用したものになるのか、などなど。
これらの複雑な条件下でも一律に見え、色ブレを極力少なくしていくことがデザイン提案のうちのひとつです。
それを頭に入れた上で、図案の形状や利用する周囲の環境との兼ね合いで、どのように作用しエンドユーザーにリーチしていくかを考え、スケッチを作成していきます。ここで何度かクライアントとやり取りが有り、清書行程に移っていきます。
もちろん、ご利用環境が多ければ多いほど仕上げる図面が多くなりますから、工数が増え、結果的に単価としてではなく総額として値段が上がっていくことが考えられます。
この詳しい内容はまた次回にでも。
Grazie!